髪化粧 Kamikesho Vol.011 2006.7月号
表紙:池田 登 (MINX)
文化のチカラ。 いま、美容室の真価が問われる
東京 鳴りやまぬ夜曲
京都 降りしきる恋々
定価 1,575 円 (税込) A4変形版
文化のチカラ。いま、美容室の真価が問われる"競争"という言葉。この言葉は、福沢諭吉が、"コンペティション"という英語を訳す際につくりだした造語です。もともと日本には存在して いなかった概念なのです。競争によって、日本は豊かになりました。ただ、人々の心は疲れていないでしょうか。会社や組織に、絆や温かい笑い声は増えたでしょうか。
いま、美容室をみわたして思うこと。
美容の原点は、その人をきれいにしてあげたいという想いです。
たとえば、あなたのサロンが山の上の一軒の美容室だったなら。
そこは正しく美の発信基地として、美しくなることの喜びを唯一おしえてあげられるところです。人々に必要とされ、愛されるはず。美容の文化の担い手としての、使命感をまとうでしょう。
これからも多くのお客様に支持されていくのだろう、と感じさせるサロンには必ず、シンプルに美しく貫かれる一本の線がみえる。
それは、スタッフの胸に、サロンの中の空気に、カットされた髪の毛先にまで。
そこに通うお客様にとって、髪の美しさが「文化」となり伝わっていく......。
人ありきのヘアデザイン。その町の文化を担う美容室。それは美容業界の一筋の光なのです。
7月号の特集はそんな観点で美容業界を見つめます。
中でも東京と京都にスポットをあて、この街に息づく文化のチカラをひもとき、街に愛され、文化を 築いてきた美容室の心をヘアデザインにのせてお送りします。
東京 鳴り止まぬ夜曲
池田 登 (MINX)
中村康弘(MINX)
長谷川 斉 (imaii)
石原治和 (imaii)
京都 降りしきる恋々
鴨川琢磨 (Be fine)
小嶋淳一(Be fine)
山田ノボル(YAYOI~BRAINS)
清水 光(YAYOI~BRAINS)
旅情をつづる第十一回 東京、下町叙情
大川たみこ (masago)
技術 パーマ講座第4回 「柔らかいウエーブをつくる2つのワインディング方法」
小松利幸
髪化粧通信ENOSHIMA TOWN GUIDE (江の島旅情)
Fashion Muse灼熱の太陽の下、白の世界ここにあり
- 光を含んだシルエットロマンス -
FASHION MUSE大人の女に学ぶワンピースレッスン
湘南風味紀行湘南・江の島周辺指折りのイタリアンレストラン厳選4軒
技術 教育者たちへ~ 技術の教え方入門 ~
高澤光彦 (PEEK-A-BOO)
ほろ酔い談義第10回 川島文夫 (PEEK-A-BOO)
文化の時代第11回 「フラッシュバック社会」
谷口正和 (株)ジャパンライフデザインシステムズ 代表取締役社長
女ごころを科学する第11回 「大人世代にこそ幅のある提案を!」
高橋マサトモ (MINX)
人とデザイン「男と女と美容師と」
太地 (SIDE BURN)
ジェニー牛山先生が教えます「美容師のための"やさしいごはん"」
カリカリ はちみつトースト
Real Works永田秀和 (UNDERGROUND)
技術 スタイリング講座第4回 「ハンドブローでつくるクールなボブ」
小村順子 (ACQUA)